
こわい? 楽しい? 真っ暗な場所に行くツアー
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2025/06/19

南アフリカ
こんなことがかいてあるよ!
- 世界には、真っ暗な場所で星空やホタルの光を楽しむツアーがあるんだ!
- 夜が明るいと、人と動物の体に良くないから、暗い場所を守ることが大事なんだ。
みんなは、旅行は好きかな?
いつもは行けないすごーい大自然の中で遊んだり、めずらしい建物を見たり、おいしいものをたくさん食べたり...
旅行には、楽しい時間がたくさんつまっているよね。
じゃあ、真っ暗な空を楽しむ旅行って、どう思う?

Image via Shutterstock
真っ暗だったら、何にも見えなくて楽しくないじゃん、って思うかも。
でも、世界には、そんな真っ暗な空をあえて楽しむ、「ダークスカイツーリズム」という旅行のツアーがあるんだって!
このツアーでは、部屋の明かりや車のライトなど、人がつくった光が届かない真っ暗な場所で、満点の星空やホタルの光を楽しむんだ。
たとえば、守らなきゃいけない野生動物がたくさんいるような大きな公園は、ツアーにぴったりの場所なんだ。南アフリカにある、アエハイカラハリ遺産公園はそのひとつだよ。
そこでは、「とまる場所で夜に電気をつけていいのは5時間だけ」とか、「外に置く明かりはなるべく低い場所に置く」といったきびしいルールが決まっていて、自然の暗さがとても大事にされているんだって。

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ところで、自然の暗さを大事にしているのは、きれいな星空を楽しむためだけじゃないんだ。
実は、人がつくった光で夜でも明るい場所では、人間や動物の生活リズムがみだれてしまったり、植物の成長する早さが変わってしまったりするんだ。
それは、人が今のように夜でも明るい光をつくる前は、夜は当たり前に真っ暗なものだったから!
つまり、動物や植物は、夜でも明るいと「まぶしい!」とびっくりしてしまうし、本当は人の体や頭にとっても、夜が明るいことはあまりよくないことなんだ。

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だから、夜の真っ暗な場所を大事にすることは、人にも自然にやさしいことなんだね。
真っ暗な中で星空をながめていると、いつもは考えないことをゆっくり考えたり、自然とつながっている感じがしてくるかもしれないね。
みんなは、真っ暗な場所に行ったら何をしてみたい? 目をとじて想像してみよう。
情報提供:IDEAS FOR GOOD(ハーチ株式会社)